データから行動へ
― AIと実世界データが拓く、医療と日常をつなぐ糖尿病ケア ―

第27回日本糖尿病インフォマティクス学会
年次学術集会

The 27th Annual Meeting of the Japanese Society of Informatics for Diabetes Mellitus

会 期
2027年8月7日㊏ ・ 8日㊐
会 場
東京大学伊藤国際学術研究センター

ご挨拶

  • 第27回日本糖尿病インフォマティクス学会年次学術集会
  • 会長 脇 嘉代
  • 東京大学大学院医学系研究科 健康行動情報・治療学分野

この度、2027年8月7日・8日の二日間にわたり、第27回日本糖尿病インフォマティクス学会年次学術集会を伊藤国際学術研究センターにて開催させていただく運びとなりました。学会員の皆様、そして日本糖尿病インフォマティクス学会の発展にご尽力いただいてきた歴代会長ならびに関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

本学術集会のテーマは「データから行動へ ― AIと実世界データが拓く、医療と日常をつなぐ糖尿病ケア ―」といたしました。

糖尿病ケアの現場には、電子カルテをはじめ、CGM(持続血糖モニタリング)、PHR(Personal Health Record)、さらには日々の食事や運動の記録といった膨大なデータが、かつてない規模で蓄積されつつあります。しかしながら、データはただ集められ、蓄えられるだけでは価値を生みません。それが患者さん一人ひとりの「行動」に変わって初めて、真の価値を持つと私たちは考えています。血糖値の推移を眺めることと、その気づきが翌日の食事や運動を変えることの間には、まだ大きな隔たりがあります。この隔たりを埋める鍵となるのが、AI(人工知能)と実世界データ(Real World Data:RWD)です。

AIとRWDを触媒として、病院の中で行われる医療と、病院の外で営まれる患者さんの日常とをひとつながりにすること。そして、データを行動へ、行動を健康へと変換する道筋を描くこと。これは医療者だけで成し得るものではなく、研究者の知見、そして情報システムやデバイス、サービスを開発・提供する企業の力が不可欠です。本学術集会が、多様な立場の皆様がともに知恵を持ち寄り、その道筋を描く「出発点」となることを願っております。

本学術集会では、糖尿病およびデータサイエンスの領域で研究・実践に携わる専門家が一堂に会し、特別講演、教育講演、シンポジウム、ハンズオンセミナー、ランチョンセミナーなど、多彩なプログラムを準備しております。研究成果を共有する場にとどまらず、活発な議論を通じて、現場の課題解決と患者さんの行動変容につながる具体的なヒントを持ち帰っていただける場となるよう、鋭意準備を進めてまいります。

本学術集会が、皆様にとって実り多い会となりますよう、ご指導ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

2026年8月吉日

© informatics2027